春季講習は不要!自分でできる新高校1年生の予習(3)
前回までの記事では、
新高校1年生の数学の準備としては
・中学生の因数分解の復習を行うことが最も学習効果が高いこと
・その内容の大半は中学3年生で学習した2次の公式であること
をお伝えしました。
それらを復習した上で「たすきがけの計算方法」を入学までにマスターしておいてほしいとも伝えましたね
さてでは、今回は「たすきがけ」について掘り下げていきます。
まず「たすきがけ」の計算公式です
と、こう書かれてもなんのことかよくわかりませんよね。
では具体的に2問ほど例題をあげてみます。
Xの2次の係数である5と、定数項2について、掛け合わせてその数になる整数の組み合わせを探して、上記のようにたすきがけ計算を行います。そしてうまく7になるものを探し出します。
最初は、何通りか組み合わせを挙げて探していきますが、計算になれてくると「ピンッ」とくるようになりますから、辛抱強く計算練習を続けていきましょう。
あと1問、例題を挙げてみます。
これも例題2と同じようにXの2次の項の係数である5と、定数項であるー3について、掛け合わせてその数になる整数の組み合わせを挙げていきます。すると(1,5)(ー1,3)の組み合わせでたすき掛けするとー2になることがわかりますね
では以下に「たすきがけ計算」の練習問題を載せておきます。
どうでしたか?
大問2の11番以降にはやや難しい問題を掲載しています。これらの解答は後日掲載しますが、特に11番以降については解説動画を掲載する予定です。もしわからない問題があった人は、その動画での解説をぜひご覧ください。