「うちの子に限って」 元塾講師パパと娘の中学受験合格大作戦

元塾講師。自分の子供も中学受験準備開始。現在は私自身の試験準備のためにブログを休止しています。

2022年度 福岡県公立高校入試 大問5

●引き続き2022年の福岡県公立入試問題にチャレンジ

これもほぼ毎年恒例の円周角と相似形の証明を絡めた図形問題。最後の(3)は多少の差はつくかもしれませんが、偏差値65以上の高校を目指す生徒はぜひ解答しておきたいところ。

 

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●全て典型的な図形ばかりなので、特に難しい点はありませんが、限られた50分という時間で、この図形が出てきたらせん妄に落ちいる生徒もいるかもしれません。

 

福岡県の入試問題のパターンは毎年決まっているのだから、この時期はより多くの同じ形式の問題を解くこと。過去問5〜8年分、フクト模試の復習など。

 

これらを解き終えた人は近隣県(佐賀、熊本、大分など)の似た問題を解くのもおススメです。推薦書は「全国高校入試問題正解」

 

なお、解答はあくまでも一小学生の父親として問題を解いた痕跡であり、間違いや解法のマズさなどはご理解の上で閲覧ください。

2022年度 福岡県公立高校入試 大問4

●引き続き2022年福岡県公立入試問題にチャレンジ

公立入試、毎年恒例の一次関数の問題。解法もワンパターンであり、これを「パターン問題」と言わずに何を言うのか?というほどです。

 

●それでも入試数学は思考力?

私が「公立高校入試問題はワンパターンだ」と主張すると、例えばかつての勤務先の学習塾やオンライン上でも、必ず「いや。数学はパターンではなく、思考力が大切である」と主張する人が現れましたものですが

 

この問題を見てもやっぱり思考力重視なのでしょうか?そもそも制限時間50分で御三家高校合格ラインの85%を取るには

 

「大問1〜6で全ての問題を見た瞬間に解法が浮かぶこと」

 

が必須で、そこでウンウンと考えているようでは合格は見込めません。

 

●教科書やワークとは難易度の差がある

この一次関数の問題は教科書ワークとはかなり差があるので、最低でも過去問を5年分くらいは解いて解き方を研究しておきたいところです。慣れておけば難しい問題ではありませんが、演習不足の生徒ではグラフの活用ができずに混乱していることがあります。

 

●対策さえ立てておけば毎年同じパターンで出題されるので、率直に言って、この対策さえもせずに生徒を試験会場に送り出すような塾や講師は

「やる気あんのか?」

「合格させる気はあるのか?」

という次元ですね

 

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●基本はグラフに与えられた条件を書き込んでいくこと。書き込んだら何を求めるべきかが推察できるので、必要な式のみを求めて最後は連立方程式を解く。ほぼ毎年、このパターンです。

 

一次関数のグラフは必ず「変化の割合」を考えて式を出せるようにしましょう。この問題などは、毎時間500mlずつ水が消費されるので、変化の割合は-500で即答です。

 

これをY=ax+bとおいて連立方程式で、、、、とやっていたら時間を大幅にロスします。しかし、なぜか多くの公立中学ではその方法でのみ指導しているので不思議です。

 

●最後の(3)では時間を分に換算して解答するが、これもよくある引っかけのパターン

 

なお、解答はあくまでも一小学生の父親として問題を解いた痕跡であり、間違いや解法のマズさなどはご理解の上で閲覧ください。

2022年度 福岡県公立高校入試 大問3

●高校入試チャレンジの3回目

前回、前々回から引き続き、福岡県公立高校入試問題にチャレンジ

 

●教科書ワークのレベルの問題

5分以内でノーミス完答で抜けたいところ。特別な知識も必要なく、中学受験の勉強している小4〜5でも解けるのでは?

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なお、解答はあくまでも一小学生の父親として問題を解いた痕跡であり、間違いや解法のマズさなどはご理解の上で閲覧ください。

2022年度 福岡県公立高校入試 大問2

●前回に引き続き高校入試問題にチャレンジ

 

福岡県の2022年公立高校の大問2。初の箱ひげ出題となりました。内容は中2の定期試験レベルの点取り問題ですが、知識を問われる問題ですので全く対策していない生徒には厳しかったかもしれません。

 

本年度も箱ひげ並びに統計に関する出題は予想されますが、もう少し難度は上がると予想します。

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なお、解答はあくまでも一小学生の父親として問題を解いた痕跡であり、間違いや解法のマズさなどはご理解の上で閲覧ください。

 

2022年度 福岡県公立高校入試 大問1

●高校入試問題チャレンジ

公立高校の入試本番が近いということもあり、高校入試問題にチャレンジしていきたいと思います。

 

●まずは地元福岡県の2022年の入試問題

福岡県の大問1は例年8〜9問。いずれも平易な問題が多いようですが、配点は10〜15点と高く1問も落としたくないところです。

 

また御三家や明善、東筑、城南など偏差値65以上の高校を目指す生徒はノーミス5分以内で抜けたいところです。

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注意すべき問題は(8)の累積相対度数という言葉で、これはそれぞれの階級の相対度数を算出してその階級までを合計した値となります

 

また前後しますが(6)の確率の計算ではnCaというconbinationの公式を使って算出しています。中学数学の範囲外となりますが、中受を目指す小学生でも普通に使っている公式ですし、大きく時間短縮ができますので、中学生の段階からpermutaionの公式nPaとともにnCaの公式を活用して学習することをおススメします。。

 

なお、解答はあくまでも一小学生の父親として問題を解いた痕跡であり、間違いや解法のマズさなどはご理解の上で閲覧ください。

 

 

灘中 算数研究 2013年度1日目 大問10

●軌跡を求める問題

灘中では頻出の移動する図形の一点の軌跡求める問題だが、比較的解きやすく、灘中の算数問題としては易しい。この問題を落としたらこの年の合格はなかったと思えます。

 

軌跡を求める問題は作図が全てであり、この問題も作図さえ確実にできれば解答の導出は簡単です。

 

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なお、解答はあくまでも一小学生の父親として問題を解いた痕跡であり、間違いや解法のマズさなどはご理解の上で閲覧ください。

灘中 算数研究 2013年度1日目 大問9

●ブログ再開します

算数の研究を再開します。1日1問以上を目標にして算数問題を解いていきたいと思います。よろしくお付き合い下さい。

 

とりあえず久しぶりなので、灘中の問題で面白そうな問題をどんどん解いていきます。

 

●灘中算数の研究 2013年1日目第9問

中学受験算数で学習する図形のエッセンスが詰まった良問ですが、一般の教育過程に照らすと中学3年生レベルの「相似な図形」に関する知識が必要となります。

 

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最初、私は相似な正八角形を2つ考えたら簡単じゃないか、と甘くみたのですが、確かに斜線部は正八角形でもその相似形(拡大したもの)は見つけられないですね。私が正八角形と考えた図形(図②のPQ,RTなどを結んでできる八角形)違っていました。

 

そこで方針転換して、周囲を囲む三角形の面積を一つ一つ丁寧を求めて、それを小さい正方形から引く、という考えをすると上手くいきました。

 

先にも書きましたが、この問題を正解するには、少なくとも相似な三角形の性質までよく勉強しておく必要がありますが、ほぼ中学3年生のレベルです。しかし、率直に言って私のかつての教え子にはこの問題を中3の時点で解けた子はほぼいないでしょう。

 

なお、解答はあくまでも一小学生の父親として問題を解いた痕跡であり、間違いや解法のマズさなどはご理解の上で閲覧ください。